内容説明
「俺は、人の心が読めるんだ」―。高校生のサエは、クラスメイトの日向から、ある日、衝撃的な告白を受ける。休み時間はおろか、授業中でさえも寝ていることが多いのに頭脳明晰という天才・日向に、サエは淡い憧れを抱いていた。ふとしたことで日向と親しく言葉を交わすようになり、知らされた思いがけない事実に戸惑いつつも、彼と共に歩き出すサエ。だが、その先には、切なくて儚くて、想像を遙かに超えた“ある運命”が待ち受けていた…。
著者等紹介
春田モカ[ハルタモカ]
埼玉県出身。2008年に『君がほしかったもの/★ワケあり婚★』でiらんど大賞2008ケータイ小説部門シーズン1優秀賞を受賞しデビュー(KADOKAWA刊)。2014年に『呉服屋の若旦那に恋しました』で第2回ベリーズ文庫大賞の優秀賞を受賞し文庫化(スターツ出版刊)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
寂しがり屋の狼さん
57
心読みシリーズ2作目📖こっちが最初なのかな(◕ᴗ◕✿)サエちゃんが逞しくて可愛い💕2022/07/24
那由多
19
変に捻じれてないストーリーと、主人公2人の性格が良い。ネット小説としては面白いけれど、書籍化する程ではなかったかもしれない。2023/04/25
BUNBUN
14
タイトルに惹かれて読んで見ました。 人の心が読める少年と女の子の恋の話。設定やキャラクターもよくて、面白かったです。ザ青春って感じでした。2017/11/15
lollipop
13
2010年に発売された単行本も持っていますが、再度購入してみました。上下巻を1冊にまとめたならばもう少しわかりやすくしてほしかったし、大好きな作品なのでできれば同じストーリーで大改稿して欲しかったかも。2018/03/08
しお
12
人の心を読めるがゆえに人と距離を置く日向と、心の奥底に悲しい過去を抱えているサエの物語。忘れたいことを忘れられなくて、忘れたくないことを忘れてしまう。人間は厄介な生き物だなあ。後半で一気に展開していって、でもそれがすごく良かった。感動。 恋愛、家族愛、きょうだい愛。愛に溢れていた。2018/11/17