内容説明
本書は、魂の向上を目指しながら尚、生きることの不条理に悩み苦しむ現代人のために、サイババ自らが語った「生命の詩」である。
目次
第1部 帰依の道(愛のこころと、なすべき務め―完成へと向かう道;神にすべてをゆだねる;神から愛されるために ほか)
第2部 英知の道(迷いを捨て、自分自身の真実をさとる;無知をはらうことによって、苦しみから解放される;感覚を支配すれば、すべてを支配することができる ほか)
第3部 奉仕の道(いつも務めをはたし、すべての仕事を聖なるものにする;奉仕の道―完全に執着のない仕事;内面を深く見つめる ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぽんぽこ
4
サイババさんもギーターも何も知らない、辛うじて(某ゲームで)アルジュナの名前だけを知っているという頼りない状態から読了。とても分厚い本でしたが、一つ一つの話題が短い上に内容もとても明快なので分かりやすかったです。こうして見ると仏教やキリスト教と似通っていたり、決定的に違ったりするところが多くて面白かったです。ガンジーの非暴力・不服従の精神は長い歴史の中で根付いたものだったんだなぁ、と、その点も面白かったです。2023/04/01
荒野の狼
1
2011年4月に亡くなったインドの現代の聖人とされるサイ・ババが34日間にわたってサイババ大学で行った連続講話の全訳。655ページの本だが、一日の講話が10分もあれば読める20ページ弱の一章から構成されているので、通読は容易。章のはじめにヒンズーの聖典のバガヴァッド・ギーターからの短い文章が引用され、それに基づいた話がされることもあってか、本書の別名はサイババ・ギーター。引用の多くはギーターの第2章からだが、ギーターのどの箇所からとったかが書かれていないのは不便。2011/05/02
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