内容説明
本書は、利益平準化行動を直接考察したものと、制度への対応を考察することで利益平準化行動を検討したものの、二つに分かれている。形式的には、利益平準化行動を考察するうえで、考慮しなければならない問題点を検証することで、内容的には、人が当該行動を起こすまでの過程のそれぞれを検証することで、「利益平準化のメカニズム」の解明を試みている。
目次
情報の開示と信頼
第1部 利益平準化行動の検証(利益平準化行動の動機と誘因;利益平準化行動の存在確認;区分損益計算と平準化の対象;利益平準化手段の選択問題;利益平準化手段のポートフォリオ ほか)
第2部 制度と利益平準化(決算短信と平準化のための目標利益;予算制度と決算短信;監査制度と利益平準化行動;予測利益の精度に対する市場の反応;会計基準の変化と利益平準化行動)
利益平準化のメカニズム
著者等紹介
富田知嗣[トミタサトシ]
1966年名古屋生まれ。1988年名古屋市立大学経済学部卒業。1993年名古屋市立大学大学院経済学研究科博士課程後期課程単位取得後退学。現在、関西大学商学部助教授、公認会計士
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