内容説明
時代が大きく変わろうとするとき、人々の心は、最も昂揚する。三百年余の徳川幕府を覆した幕末維新の志士たちの荒ぶる魂を活写する。大義に生きる志士たちの情熱と行動。
目次
1 時代を先取りする者たち―天保前後(佐藤信淵―壮大な統一国家論を唱える;大塩平八郎―飢民の救済に一揆をおこす ほか)
2 日本から世界へ―嘉永・安永年間(佐久間象山―近代的な海防と交易を論じる;吉田松陰―新たなる知性の確立 ほか)
3 叛乱と模索―文久・元治・慶応年間(徳川家茂―悲劇の十四代将軍;長井雅楽―長州藩随一の公武合体論者 ほか)
4 新時代を創る人々(徳川慶喜―大政奉還した最後の将軍;岩倉具視―権謀術策を駆使した倒幕の公家 ほか)
著者等紹介
奈良本辰也[ナラモトタツヤ]
歴史家。1913年(大正2)、山口県大島に生まれる。1938年(昭和13)、京都大学文学部国史科を卒業。1945~1969年(昭和20~44)、立命館大学で教える。退職後、私塾に挑戦。その歴史観は人間中心に論じられ、「奈良本史学」の名で親しまれ、歴史学者として戦後の日本を導いた。2001年(平成13)死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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