出版社内容情報
ロシアによるウクライナ侵攻、イスラエルと周辺諸国との対立。いかなる逸脱も許されないはずの「武力行使の禁止」原則が、いま、いとも易々と破られている。領域国の同意があれば他国によるその領域での武力行使が許される、という論理はなぜまかり通ってしまうのか?「国家対国家」では零れ落ちるその理論的陥穽、国際法学の一大難問である「同意による正当化」に対し、「人間的視座」から新たな理論を提示。これまでの矛盾した議論を根本から塗り替える解法を、混迷の世界に提示する。
内容説明
領域国の同意があれば他国によるその領域での武力行使が許される、という論理はなぜまかり通ってしまうのか?「国家対国家」では零れ落ちるその理論的陥穽、国際法学の一大難問である「同意による正当化」に対し、「人間的視座」から新たな理論を提示。これまでの矛盾した議論を根本から塗り替える解法を、混迷の世界に提示する。
目次
序章 国際法における国家・人間・武力行使
第1部 同意に基づく武力行使の理論(同意に基づく武力行使の既存の正当化理論;同意に基づく武力行使の正当化理論の再構築)
第2部 同意に基づく武力行使の実践(同意に基づく武力行使の実体的要件;同意に基づく武力行使の手続的要件;自衛権の議論における同意に基づく武力行使の位置付け)
終章 理論と実践の狭間で
著者等紹介
村角愛佳[ムラカドマナカ]
神戸大学大学院法学研究科特命助教。金沢大学人間社会学域法学類早期卒業。京都大学大学院法学研究科修士課程および博士後期課程修了。日本学術振興会特別研究員(DC1)、京都大学大学院法学研究科特定助教、ドイツ・マックスプランク比較公法・国際法研究所客員研究員を経て、2024年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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