内容説明
人は旅に出る。全く違った世界を求め、現実の奥底に流れる真実を掴むために。優れた歴史家の透徹した目が、史実に新たな照射を当て、歴史ファン必読の異色な歴史紀行。
目次
風土の中の史実(旅心の歴史的随想―プロローグ;義経伝説の地を行く―富来;幻の町を訪ねて―草戸千軒 ほか)
瀬戸内の旅情(瀬戸内海の玄関で;室の津・家島―遊女と古墳の津;小豆島―ロマンの島 ほか)
城址のある風景(維新の原点―萩;こいの町―津和町;故旧忘れ得べき―豊後竹田)
著者等紹介
奈良本辰也[ナラモトタツヤ]
歴史家。1913年(大正2)、山口県大島に生まれる。1938年(昭和13)、京都大学文学部国史科を卒業。1945~1969年(昭和20~44)、立命館大学で教える。退職後、私塾に挑戦。講演、ラジオ・テレビなどに出演のかたわら、執筆活動に専念。歴史学者として戦後の日本を導いた。2001年(平成13)死去
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