内容説明
マザー・テレサ、ダライ・ラマも受賞したマグサイサイ賞を受賞。悲劇は突然やってきた―1975年4月17日、32才。ポル・ポト政権に蹂躙され、すべてが奪われた。難民キャンプ生活でのNGO活動―孤児や女性たちへの支援活動が「未来の光孤児院」の始まりだった。
目次
第1章 回想録―記憶のかけら
第2章 一九七五年四月の政変―クメール・ルージュの台頭
第3章 晴天の霹靂、三百万人が大移動
第4章 宮廷と関わりのあったわが家族
第5章 しのびよる狂気―政権の変遷
第6章 「青いクラマをかぶるな」―ポル・ポト時代、三度、殺されかけた
第7章 生き残った家族との再会
第8章 長引く難民の苦難
第9章 難民キャンプ生活でのNGO活動
第10章 新たなる使命―「未来の光孤児院」
著者等紹介
ヌオン・パリー[ヌオンパリー][Nuon Phaly]
1943年生まれ。カンボジア黄金期に子ども時代を過ごす。当時カンボジア唯一の女子高を卒業後、フランスへ留学。1963年に帰国後結婚、二児に恵まれる。財務省などに勤務。1975年4月17日、突然、クメール軍によりプノンペンを強制退去させられ流民となり、強制労働を強いられた。年月を経て政情が変わったが、生命の危険と苦難は続いた。難民キャンプ生活中に「クメール人民うつ救済センター」を立ち上げ、女性や子どもたちの救援にあたる。難民キャンプを出たのち、その組織を「未来の光孤児院」へ発展させ、孤児の教育・育成などの支援にあたり、現在に至る。その人道的活動に対し、1998年にラモン・マグサイサイ賞が贈られた
福岡佐智子[フクオカサチコ]
東京生まれ。東京外国語大学スペイン語学科卒
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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