内容説明
古制の様式美を伝える殿舎、土佐派・狩野派・円山派など一流絵師による障壁画、建物と調和を奏でる庭園―。ご造営のたびに深化・昇華してきた日本美の歴史的遺産を皇室撮影第一人者の秘蔵写真で愛でる。
目次
第1部 京都御所はなぜ人を魅了するのか?(自然と文化が満ち溢れる京都御所の魅力;落ち着いた佇まいを見せてくれる京都御苑;焼失と造営を繰り返した京都御所 ほか)
第2部 京都御所の建築・障壁画・庭園の美(京都御所の建築美;京都御所の障壁画美;京都御所の庭園美)
第3部 歴史の舞台としての京都御所(「即位の大礼」こそ京都御所の最大にして、最高の行事;儀式関係者が語る昭和天皇の即位式;一九二八年十一月十日、外国から二百七十人もの賓客が集った ほか)
著者等紹介
渡辺誠[ワタナベマコト]
元共同通信社編集局写真調査部長。1939年、東京都生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒業後、共同通信社編集局写真部入社。1975年より、宮内庁嘱託撮影主任を7年間務め、名古屋支社写真部長を経て本社整理部長、そして写真調査部長にて定年退職。その間、昭和天皇の訪欧や訪米に随行し、写真部記者として活躍。京都御所や桂離宮をはじめ宮内庁関係の建築物を長年にわたって撮影して、歴史的建築物撮影の第一人者として、著書も多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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