出版社内容情報
中国・湖南大学にある岳麓書院が入手した、戦国時代の秦から統一頃までの裁判記録。世界各地における研究成果を網羅・整理し、新たな見解を加えた訳注の決定版。上巻は解題、案例1?7。
内容説明
始皇帝誕生直前の戦国時代。秦の統治の下で民衆はいかに生きたのか。数奇な経緯で発見された当時の裁判記録15案例から、庶民の生き様・日常史に迫る。上巻は案例1~7を収録する。
目次
案例1 群盗と褒賞金のゆくえ
案例2 他国籍強盗団の褒賞金はいくら?
案例3 墓泥棒たちのもくろみ
案例4 秦の商業活動の実態
案例5 大人になった国外逃亡者
案例6 関連する罪なのか、累計して論罪すべきか
案例7 財産隠しと脅迫事件
著者等紹介
柿沼陽平[カキヌマヨウヘイ]
1980年生まれ。現在、早稲田大学文学学術院教授、長江流域文化研究所所長。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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