内容説明
北海道の双葉高校野球部は、1年生部員が5人のみ。必死に勧誘活動を続けた結果、スキー部の3人と帰宅部の1人が助っ人として加わり、ちょうど9人で秋季大会に出場することが可能となった。だが、ベンチ内にはギクシャクした雰囲気と負けムードが漂う。そんな危機を救ったのは、スキー部の助っ人が放った一本のホームランだった。これをきっかけに、彼ら9人の“奇跡の快進撃”が始まる。
目次
第1章 助っ人頼みの弱小野球部―何とかしてあと4人集めないと
第2章 スキー部、土砂降りの特訓―俺たちの守備力では野球部に迷惑をかけてしまう
第3章 奇跡を呼ぶ、起死回生のホームラン―ここは自分のバットで盛り上げるしかない
第4章 下位打線爆発―助っ人の協力に感謝の気持ちを忘れずに頑張っていこう
第5章 仲間に捧げるタイムリー―野球部なんだから僕たちも打たないと
第6章 感謝と友情とチームワーク―このままずっと一緒に野球をやっていきたい
第7章 それぞれが目指すところ―やっぱり僕は野球がやりたい
著者等紹介
萩原晴一郎[ハギハラセイイチロウ]
1968年千葉県松戸市生まれ。出版社、編集プロダクション勤務を経て、1997年に独立。以降、雑誌、書籍の編集とともに、政財界やスポーツ界で注目されている人物の新書、単行本などの構成・編集に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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MOKIZAN
23
9人野球部ネタその1。実話です。いい話です。欠員状態の野球部の予選大会出場物語。部活掛け持ちしながら、助太刀に入った年上急増部員さん。少しでも真っ当に野球に取り組む気持ち、時間を持たせようと努める監督さん。勝つこと、負けることで何かしら己の新たな糧を体得していく部員たち。個々が成長してゆく様が捉えられている。あの年頃はとても柔軟な適応能力を持っているんだな。2016/08/11
kakoboo
13
北海道の双葉高校は野球部員が5名しかおらず試合に出ることができなかった。そこでスキー部3名帰宅部1名の助っ人を加えた「寄せ集めチーム」で試合に出ることになった。練習試合は大敗で、公式戦でも勝てないだろうと周りからは思われていたけど、助っ人の本塁打からとんでもないドラマが…スキー部は全国レベルで勝って当然の世界、野球部は試合ができないくらいの弱小部、そんな対比がありながらもあチームが一丸となり成長していく姿が書かれています。助っ人の記載がツッコミどころ満載なのに真面目で感動ものです。やはり高校野球は面白い!2015/07/25
あかね
5
なんでもできるように見える人の後ろには、できるようになるまで頑張ろうとする気持ちがあるんだな。それは、つらいことではなく、至極当然のことなんだろう。2014/03/16
ちゅえたん
4
普通に友達が通ってた高校だったから、こんなことがあったことにビックリ!!今年新1年生が入ってきてどんな風になるか楽しみ(^^)打倒北照( ´ ▽ ` )ノ2014/06/23
じゅんちゃん
2
お友達の息子さんが出てるんだよね 野球部ってすごいよね 頑張れ!2014/03/15