内容説明
激しい雷雨に見舞われた深夜の大英博物館で起きた爆破事件により、一人の警備員が犠牲になった。博物館の学芸員のサフィア・アル=マーズ、サフィアの幼馴染みで大富豪のキャラ・ケンジントン、サフィアの元恋人の考古学者オマハ・ダンは、爆破事件がキャラの父の死の謎と関連があると知り、調査のためにオマーンの砂漠の失われた都市「ウバール」へと向かう。一方、米国の秘密特殊部隊シグマフォースのペインター・クロウ隊長も、爆発の陰に無尽蔵のエネルギーを持つ反物質が存在していることをつかみ、身分を隠してサフィアたちに同行する。だが、テロ組織ギルドも反物質を入手しようと狙っていた。ギルドがペインターたちに差し向けた刺客は、ペインターのことを公私ともに知り尽くした人物だった。
著者等紹介
ロリンズ,ジェームズ[ロリンズ,ジェームズ] [Rollins,James]
1961年、イリノイ州生まれ。ミズーリ大学で獣医学の博士号を取得後、カリフォルニア州サクラメントで獣医を開業。1990年代後半から作家としての活動を始め、2005年の『マギの聖骨』から「シグマフォース・シリーズ」の執筆を開始
桑田健[クワタタケシ]
1965年生まれ。東京外国語大学外国語学部英米語学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
absinthe
121
シグマフォースシリーズの第一巻。主人公グレイが登場する少し前、ペインタークロウが第一線の話。大味だが面白いアクション。インディ―ジョーンズのような考古学者も登場する。著者ロリンズの得意とするチーム戦での考古学調査。
トムトム
56
面白くて長い本、ないかね?と言ったら、知人が貸してくれた。全部で10冊以上あるらしい!反物質を探して古代都市を目指し、それを邪魔する人がたくさんいる。ダン・ブラウン風味も感じます。サバイバル能力が高く、戦闘能力も高く、臨機応変の知性もあるハンサムが2人も出てくる!主人公のサフィア(女性)、羨ましいなぁ、おい!2020/01/25
まるる
50
初読み作家さん。ダン・ブラウン的な小説が読みたいな~と思っていた時に、電子書籍でオススメされた。いい意味でハリウッド的なスケールが大きい派手なアクション要素がてんこもりで面白い!下巻も楽しみ♪2016/10/05
KAZOO
47
インディ・ジョーンズや海洋冒険のシリーズを思い起こしました。映画に向いているのではないでしょうか?これもシリーズの最初のものだとかで、これに続いて様々な冒険活劇が続くとのことで、今後少し読んでみようかと食指が動いています。上巻を読んだだけですが古代遺跡と反物質ということで興味を掻き立ててくれています。2014/07/27
たち
43
若きペインター・クロウの魅力が溢れます。カサンドラとサフィア、この対照的な二人は、ともにクロウに惹かれているようです。カサンドラは彼を憎み、サフィアは彼に癒しを感じている…。面白いですね~。さて、どうする?クロウ!2018/05/20