感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
モルテン
3
悪魔側のもくろみが明らかになってきた2巻。登場する悪魔が増え、リジイア編ではイヴの過去と彼女の人間観がちらりと顔を出す。人間の苦痛から生まれながら、人間を愛する悪魔イヴ。そう、イヴに限らず悪魔たちは皆、人間から生まれた。だから、人間を無視することができず、人間に縛られているように見える。悪魔に比べれば力もなく、ちっぽけな人間をほうっておけばいいのに、悪魔たちは人間に「何故?」をつきつける。この悪魔の物語を読んでいると、そんな悪魔たちが可哀想に思えてくる。リジイアが音楽に言及する箇所、納得した。2015/10/14
鉄ウサギ
1
シリアスも混ざって 複雑な話に。リジイア怖い。イブも昔はあんなだったのか…。アキラが出てくると和むなあ。「 ベルと〜」とそういう絡みなのですね。すず危なかった。2014/03/16
gmax
1
表紙と帯は詐欺(笑)という話はともかく、すずとベルが出て来る話から読み始めたので、単行本でようやくその前の流れが把握できた。ずっと前からリジイアとの接触へ向けての流れが出来てたんだな。イヴの過去もわずかだが明らかに。「夜想曲」は「ベルとふたりで」の音楽学校編と表裏の関係にあるにもかかわらず、どちらか片方だけ読んでもちゃんと成立するように出来ているのが○。あとあのモノローグがイヴからリジイアへ向けてのものだったのは読み返して初めてわかったよ。そして新展開、「他の魔王の親候補探し」へ。2014/03/15
なたでこっこ
0
本作の異質さは、作者のもう一つの魅力。まだ先は闇の中・・・2014/09/29
サンドマン
0
「この世界にも人間にも意義はないというのか…」「世界にはなにもない それでも俺は愛したいのだ」今、個人的に最も注目している「ギャグ」四コマ。打ち切られず2巻が出ました。淫夢がオカマに子種をねだりに行く…という体のギャグマンガということにしておいて、実は作者の思想ぶちまけ哲学マンガ…と云えば作者本人は否定しそうですが。兎に角、現在の連載では山盛りに伏線を貼りまくってますし、無事の回収を心から祈ります。私はこのマンガのキャラクターがみんな好きです。サンゼルマン伯爵を今時持ってくるなんて全くクラシックですぜ2014/03/30