内容説明
ヴィクトリア時代、ロンドン。理不尽な理由で仕事をクビになったデイジーは、夢だった作家になろうとマーロウ子爵の経営する出版社に小説を持ち込む。ところがひょんなことから著名な作家でもあるアヴァモア伯爵セバスチャン・グラントの新作舞台の批評を、新聞に書くことになってしまう。感じたままに彼の舞台を酷評したデイジーだったが、翌日激怒して出版社にやってきたセバスチャンとばったり会い、激しく文学論議を戦わせる。後日、マーロウと面会したデイジーが頼まれたのは小説を書くことではなく、セバスチャンの執筆を手伝うことだった。じつはセバスチャンは、4年近く前にマーロウが依頼した新作をまだ書きあげていなかったのだ。最悪の出逢いにも関わらず、憧れの作家と仕事ができることにデイジーの気持ちは浮き立つが、セバスチャンはどうしても執筆しようとしない。あの手この手で彼に書かせようとがんばるデイジー。そんな彼女と接するうちにセバスチャンの心にも情熱が芽生えはじめる。忘れていたはずの創作と、そしてデイジーへの熱い思いが…。
著者等紹介
ガーク,ローラ・リー[ガーク,ローラリー][Guhrke,Laura Lee]
ボイシ大学でビジネスの学位を取得。稼げるキャリアを追求してハリウッドでケータリング事業を展開していたが、30歳を機に執筆を開始した。これまでに多数のヒストリカルロマンスを発表、RITA賞ほか、数々の賞を獲得している
森なおみ[モリナオミ]
茨城県出身。津田塾大学学芸学部国際関係学科卒。メリーランド大学大学院教育学部修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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