ラズベリーブックス
氷の後見人と恋に落ちて

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  • サイズ 文庫判/ページ数 511p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784812448038
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

1818年、フランス。自分の家族を見つけたい、そうすれば胸に空いた穴がうまるはず。それがディアーヌの願いだった。裕福な後見人のおかげで、幼い頃から孤児が入る寄宿学校にいるが、ここに来る以前の記憶がほとんどない。ハンサムだがいつも冷ややかな後見人のダニエル・シンジョンについても、親戚でもないのになぜこの役目を負うことになったのかも知らない。しかしある事件がきっかけで寄宿学校を追い出されたディアーヌは、彼の家で暮らすことになってしまう。ディアーヌはイギリスにいるかもしれない家族を探すために家庭教師として働きたいと伝えるが、なぜかダニエルは彼女を本当の親戚のようにもてなす。高価なドレスを山ほど買い、マナーを学ばせ社交界に出しても恥ずかしくないレディに教育しようとするダニエルは相変わらず多くを語らず、謎めいたままだ。だがある日、思いがけないことにふたりはキスを交わしてしまう。とまどいつつも、なぜかときめきを覚えるディアーヌ。一方、ダニエルが付けていた氷の仮面も彼女への情熱によって溶け始めていた…。RITA賞作家が贈る極上のロマンス。

著者等紹介

ハンター,マデリン[ハンター,マデリン][Hunter,Madeline]
アメリカ、ペンシルヴァニア在住のベストセラー作家。2000年BY ARRANGEMENTでデビュー。以後、20作のヒストリカル・ロマンスを刊行。4作品がRITA賞にノミネートされ、中世を舞台にしたSTEALING HEAVENが2003年度ヒストリカル部門の最優秀作品賞を受賞した。美術史の博士号を持ち、執筆のかたわら現在も大学で教えている

松井里弥[マツイサトミ]
翻訳家、東京出身(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たまきら

28
革命の嵐が吹き荒れた時代のフランスは本当に混沌としていただろうなあ…。学校で習った世界史では、イギリスとフランスの対立の問題に気づけても、その背後に隠れている長年の問題には気づけませんでした。ベルばらではあまりイギリスは出てこなかったし…。史実が組み込まれている硬派なロマンス小説は勉強になります。特に貴族がフランスとはまた違った形で少しずつ没落していく流れがこの本では示されていたところが面白かった。…それでも「血筋」は色々残ってるんだもん、興味深いなあ。2022/11/01

びわ

11
氷だったかなあ?ヒロインに、初々しさがさなかったような(^^;2015/03/16

くろうさぎ

4
面白かったです。長い割にはいい調子で読めました。復讐をする為に長い時間を費やしてきたヒーローと、ひょんなことから子供の時にヒーローに後見されるようになったヒロイン。複雑にからみあってましたねぇ・・・・。悪人が嫌過ぎる。嫌悪感倍増!って感じですね。ハムステッド決闘団シリーズ?しかも「罪作りな~~」がスピンオフ?どんなつながりかはよくわからないなぁ・・・・。復習するべきか・・・・?2012/01/15

uni

4
今まで復讐心しかなかったヒーローがヒロインに惹かれる事で葛藤する複雑な心境がよく描かれていたと思います。2人がお互いによって救われて幸せになれたのは良かったと思いつつも、悪い奴らの最後はちょっと納得がいかないかも。ダニエルも予想してなかった男同士の友情は良かった。今作って「罪つくりな〜」の10年以上前の話だったんですね。スピンだった事自体知らなかった・・。2011/12/22

ぽこ

3
氷?という割には、ヒーローは初めからヒロインに対して内心はメロメロでとっても良い人でした。ヒロインも賢い?と言う割には、あっさりと敵の手中に落ちます。ヒーローの悶々とする胸中を楽しむお話でした。2013/11/20

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