内容説明
余命幾許もない自分の身を思い、英祖がサンに命じたのは代理聴政―すなわち、王に代わり国を動かすこと。サンはその勅旨を受けて、摂政を執ることになった。ただでさえ今にも襲いかからんとする政敵の厳しい目が、さらに怪しい光をたたえて差し向けられる中、通貨不足を解消するための政策に着手する。「大商人らが貯め込んでいる通貨を外に出すようにすれば、市場が活性化する」―そう考えるサンに対して、商人たちから利益を得ている大臣らは猛反発。テスやホン・グギョンらの力を得て手腕を発揮し始めるサンの行く手に、なんとかして代理聴政を取り下げて彼を失脚させようと、和緩翁主率いる老論派の一派がまたも立ちふさがる…。
著者等紹介
イビョンフン[イビョンフン]
プロデューサー。1944年生まれ。1974年『113捜査本部』でデビュー以来、MBC放送のテレビドラマを代表するプロデューサーとなる。1975年、放送倫理賞『第三教室』をはじめ、文化広報部長官賞、放送大賞テレビ部門演出賞、韓国放送協会放送大賞優秀作品賞、国会大衆文化メディア賞、韓国放送PD連合会今年のプロデューサー賞、韓国放送協会放送大賞ドラマ部門作品賞、第40回百想芸術大賞テレビ部門演出賞、汝矣島クラブ第6回放送人賞、玉冠文化勲章などを受章している
チェワンギュ[チェワンギュ]
放送作家。1964年慶尚北道蔚珍生まれ。1993年、MBCベスト劇場の脚本公募に当選しデビュー。1994年MBC放送大賞作家賞、2000年にドラマ『ホジュン』で韓国放送大賞作家賞、2003年にドラマ『オールイン』で第30回韓国放送大賞作家賞、2006年MBC演技大賞特別賞、2007年百想芸術大賞作家賞を受賞している
キムイヨン[キムイヨン]
放送作家。1974年ソウル生まれ。成均館大学歴史教育科卒業。2001年SBS単幕劇でデビューを果たした
リュウンギョン[リュウンギョン]
小説家。1971年忠清南道天安生まれ。ソウル芸術大学卒業。『作家世界新人小説賞』でデビュー。東亜日報新春文芸に当選、『2006若い小説』に選定
徐正根[ソジョングン]
1960年生まれ。山梨県立大学国際政策学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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