竹書房時代小説文庫<br> 大奥の修羅―独活の丙内密命録

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竹書房時代小説文庫
大奥の修羅―独活の丙内密命録

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  • サイズ 文庫判/ページ数 333p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784812441107
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

江戸城、大奥。余人には推し量りがたい愛憎の渦まく伏魔殿で、一人の女が非業の死を遂げた。時を同じくして、呉服商の跡取り息子が惨殺され、事件を追っていた南町奉行所の同心もまた帰らぬ人となる。不可解な死の積み重なる中、密命を受けて調査に乗り出した田中丙内は、カギを握る娘イトへと辿り着く。そして同じ頃、首斬りの剣豪・山田浅右衛門もまたこの事件に関わり始めるのだった―。丙内の剛剣と浅右衛門の秘太刀は、千代田の城の奥深くから放たれる凶刃を払い、罪無き町人の娘を守りきれるのか!?普段は「独活」とさげすまれ、密命とともに「鬼」へと変わる丙内の痛快事件録、待望のシリーズ第2弾。

著者等紹介

幡大介[バンダイスケ]
1968年、栃木県鹿沼市生まれ。武蔵野美術大学造形学部卒。テレビ局嘱託職員、CM制作会社などを転々とする。九十年代半ば頃よりフリーライター業に就き、雑誌の記事などを執筆。2008年、『天下御免の信十郎』シリーズ(二見書房刊)で、時代小説作家として再デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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あかんべ

9
独活の丙内は、役立たずのかっこ悪い男設定だが、なぜかカッコ悪く映らない。演じるだけでかっこ悪さを出そうとしてもちょっと無理。山田浅衛門がカッコ良すぎだからか。2015/09/02

ひかつば@呑ん読会堪能中

3
虚け者を装う牢屋廻与力田中丙内の第2弾は、大奥の偉い女が殺されたところから始まる話。動機だけが謎というストーリーの中、シリアスとユーモラスが繰り返される展開はなんともいいが、主役の丙内よりも首切り役人山田浅右衛門の不気味さが際立った話だった。次にも期待して捜すとしよう。2013/06/07

nyaboko

3
昼行燈与力丙内が、再び御前の命令で同心殺しを探ったら、大奥のお中臈がかかわってたという。ただ、殺された人たちの理由があまりに非道というか、酷すぎて……。ただ、丙内と御前のやりとりがほとんど漫才で、殺伐としたお話の中の癒しwww しかも今回は丙内に妾問題が浮上し、正直気の毒としかwww 最後の丙内の甘さと、浅右衛門の仕事への忠実さが、治済と意次の対比になっていて面白かった。2012/11/22

wcibn?

0
そうですか、山田さんはやっぱり只者ではなかったのですね。そうなると石出さんも…。くノ一まで出てきて、面白くなってきました。3点。2014/03/17

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