出版社内容情報
本書では、中学数学で理解できる線形代数の考え方を紹介し、内積と外積、三角関数などをプラスアルファすることで、線形代数への理解を深める構成になっています。
ものの量の表し方から入り、身近なものを例にスカラー量・ベクトル量を解説します。線形代数の考え方の元になっている内容を拾いながら進めていくので、くじけることなく親しみをもって読み進めることができます。
そして線形代数の「線形」とはそもそも何なのか、イメージをつかんでもらい、ベクトルや行列へと進んでいきます。なぜそれらが必要になってくるのかという点についても折々で触れますので、本書が読み終わるころには、基礎的な考え方がわかるようになっているのはもちろん、線形代数への抵抗もがなくなっているでしょう。
著者は知りたい!サイエンス『中学数学からはじめる暗号入門』を執筆した関根章道先生です。
内容説明
線形代数とは?行列やベクトルと聞くけれども、本当のところ何をする分野なの?と思われる方が意外と多いかもしれません。実は、中学数学にちょっとした数学の知識をプラスアルファするだけで、意外とすんなりわかる使い勝手の良い数学の分野なのです。さらに線形代数は現代には必要不可欠なツールの一つで、実社会に大いに関わっています。
目次
第1部 行列と行列式、ベクトルの基礎(ベクトル・行列の基本中の基本;行列の計算ルール;連立方程式を解く;行列式で連立方程式を解く!!;連立方程式と不定方程式;ベクトルの内積ち外積;1次独立と1次従属と図形)
第2部 実社会でも使われる線形代数の応用編(線形空間;実線形空間での内積と直交;固有値と固有ベクトルそして対角化;線形写像;複素行列;行列の利便性)
解答編