内容説明
支配する者とされる者…。梁井轟と鳳光陽の関係は、ある「契約」によって成り立っている。その契約がなければ、お互いが死んでしまうという関係は、恋愛感情にも似て、相手に対する依存心と独占欲が日々深まっていた。特に、光陽に対する梁井の執着は激しく、常に光陽を傍におきたがるが、ある時、その梁井がひとりの少女を連れてくる。そして、光陽の前にも謎の青年が現れて…。同じ運命を背負う者に梁井と光陽は翻弄され、お互いを見失ってしまうが…。妖しくもつれ合う感情の真の支配者は誰…。
著者等紹介
夜光花[ヤコウハナ]
6月2日生まれ。埼玉県在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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えんび@灯れ松明の火(文さんに賛同)
32
【課題図書】いきなり光陽君は寝ぼけた事を言ってます。獣人だったら梁井と仲良くできるのでは、いや無理だし。しまいには、前回酷い事された昌史への怒りは何処へやら懐かしさまで覚えてしまって・・・ほんとに困ったさんだわと思っていたら今回は梁井の方がダメでした。元凶は杏奈、出てきた瞬間からイヤな小娘でした。板についたビッ◯ぷり、10歳とは思えない!新キャラはいい感じです。特に冷徹な組織のリーダー・須王には次でまた会えるらしい、わ〜い。組織に一人牙を剥く銀はバトル負けてばかりだけど、大丈夫か?面白くなってきた。2010/12/22
さち
24
今度はどれだけ梁井は光陽に振り回されるんだろと思ってたら光陽が振り回されていた。独占欲が強すぎて…でも梁井それはだめでしょwそして大人顔負けの杏奈の本性にはびっくり。でもなんだかんだあってもピアノのシーンはとても素敵で心に残るシーンだった。この2人に早く安穏な暮らしが訪れることを願いたい。そして後にも先にもアレックスが一番大変なのかもなぁ。今回存在が大きかった銀と須王がこれからどう動いていくのか。ひとまず須王編を読むのが楽しみだ。2010/12/16
そらねこ
17
梁井さん~(*´Д`)…前回カッコいいと書いたのにぃ~…バカでしょう。自分は嫉妬丸出しの癖になんで??という行動をとるんかなぁ。新キャラの須王がカッコいい♥銀も謎を残したまま…亨…どこ放浪しとる??今回は梁井がカッコ悪すぎたぁ~…でも色々展開する上での伏線になってるよね~。2016/07/17
cicoppe
12
再読。凍る月シリーズ3巻目。須王や銀、組織の面々など、シリーズ主要メンバーが揃う巻。光陽は相変わらず慎重さの欠片もないおバカさんだけど、ほだされてしまう人が増えていて、ある意味最強。このシリーズの好きなところは、敵対する勢力にも心揺さぶられるドラマがあるところ。それぞれ立場が違うだけで敵でも悪でもない。2016/10/31
メイ&まー
12
前2冊読んでからどんだけ経っただろう^^;放置しすぎて内容も覚えてないけど、まあ大丈夫でした。んーそれを置いといても今回の梁井サンはいただけない。いくら人の気持ちの機微に疎いからといって勝手だわ。ぶーぶー。なんだあの杏奈。また出てくるのかしら。梁井は注射で暴走するし忍もやんちゃがすぎるし、全体的に痛そうな(まあいつもかな)3冊目でした。ここまで読んどいてあれだけど、ちょっと苦手かもしれないなこのシリーズ。。2014/08/16