竹書房文庫
フェティシズムの世界史

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  • サイズ 文庫判/ページ数 309p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784812430262
  • NDC分類 145.7
  • Cコード C0176

内容説明

古の時代、ありとあらゆる“フェチ”には名前などなかった。なぜならそれは等しく愛という名の病であったから…。「純潔な者は一人もいない。たいていの者は自分の罪を偽り、巧妙に隠しているだけだ」とは、母と交わり、生殖腺を抜いた美男の奴隷を妻にし、さらには屈強な奴隷に自らを“女”として抱かせた伝説を持つネロの言葉である。彼らの行為は悪徳の栄えに過ぎなかったのか、それとも勇気ある先駆けだったのか―。ただひとつ言えるのは、貴人の性癖は芸術文化をリードしただけでなく、政治をも動かす原動力となりえたということである。SM、近親相姦、同性愛…やんごとなき人々の隠れた性癖から世界史を紐解く禁断の歴史雑学本。

目次

第1章 古代、中世、ルネサンス(インドSMことはじめ―カーマスートラに学ぶ愛の極意;歪みきったマザコン―悪女なママと暴君ネロ、愛と憎しみの「蜜月」;禁断の女装趣味と男装趣味―兄弟が性別まで交換?奇書『とりかへばや物語』 ほか)
第2章 バロック、ロココ(マゾヒスティック・エクスタシー―神の「女」の絶愛体験;おサイコ忠臣蔵(1)―幕府を揺るがす男の嫉妬
おサイコ忠臣蔵(2)―吉良の首はどこへ行った? ほか)
第3章 ロマン主義、世紀末(涙の大奥化粧―眉毛と美人のフェティッシュな関係;寺は江戸時代のホストクラブ―奥女中と破戒僧の「蜜」な関係;奥女中御用達のヘルス嬢―大奥の奥の秘密、女按摩 ほか)

著者等紹介

堀江宏樹[ホリエヒロキ]
1977年生まれ。早稲田大学第一文学部フランス文学科卒。大学卒業前後から、ベートーヴェンなどの楽譜をいち早く出版したブライトコップフ・ウント・ヘルテル社の日本代理店の仕事を手伝いつつ、フリーライターとして活動を開始。活動ジャンルは幅広く、クラシックCDのライナーノーツからインタビュー、舞台の脚本執筆に音楽選定まで、独特のセンスで活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

エヌる@遅れてきたルーキー

1
歴史上の人物のゴシップ集という感じ2024/08/22

tkdmsk

1
フェティシズム全然関係ない。歴史に出てくるセックス関係の雑学を寄せ集めただけの駄本。2016/04/06

あまね

1
フェティシズムの‘歴史’ではない。歴史雑学、性癖編?2010/06/09

wishmountain

1
書名は語弊あり。人間の業についてまとめた歴史雑学所。 2008/08/29

森下なづな

0
歴史ゴシップ本といった印象。下世話なことをなんとかお上品な表現で書こうとする努力が涙ぐましい。2014/01/29

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