内容説明
南太平洋の孤島に取り残された48人の人々。シドニー発ロサンゼルス行きのオーシャニック航空815便がこの島に墜落したのだ。生存者の一人、大学院生のフェイスの脳裏には、徐々にこれまでの記憶がよみがえってくる―。オスカーと出会ったのは、ある日の大学構内だった。環境保護デモに参加していた彼は、フェイスに驚くべき事実を告げる。彼女が尊敬する指導教授で著名な生物学者アレグロが、南米の生態系に破滅をもたらす工場建設プロジェクトに協力を表明したというのだ。衝撃を受けたフェイスはアレグロと決別。オスカーと交際を始め、一緒にデモに参加するようになる。そんな時、オーストラリアの国際会議でアレグロが講演を行うことに。フェイスたちも抗議デモのため現地に向かうが、その旅には彼女の知らない目的があった…。
著者等紹介
大城光子[オオキミツコ]
東京生まれ。東京外国語大学卒。フリーの通訳、コーディネーターとして映像、ビジネスなどの分野にて活動後、翻訳家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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