内容説明
1953年カナダのハミルトン。ラルフは、カトリックの私立学校セント・マグヌスに通う14歳の少年。父は戦死し、唯一の肉身である母も入院という境遇に負けず、異性や煙草に好奇心を燃やす思春期真っ直中の日々を送っている。そんなある日、母エマの病状が悪化。「奇跡でも起こらない限り、お母さんは昏睡状態から目覚めない」と宣告されたラルフは、半年後に行われるボストン・マラソンに史上最年少で優勝するという“奇跡”を起こそうと決意するが…。目標に向かって全力でひた走る少年と、奇跡を信じる人々の姿を描く、珠玉の感動作。
著者等紹介
酒井紀子[サカイノリコ]
東京都生まれ。1987年より洋画字幕翻訳およびノベライズ翻訳・著作に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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