内容説明
死者の怨みなのか、生者の妄念なのか澱のようにたまったものが病院にうずまいている。その邪気と何かのはずみで交感してしまい魔の瞬間に立ち会わされてしまった、医療関係者たちの恐怖の体験を報告。
目次
骨折(整形外科医)
女医(レジデント)
王様が殺した(看護婦)
鼻緒(医学部学生)
ルームミラー(内科医・元田隆晴)
心停止(内科医)
モニター(医局秘書)
306号室(看護婦)
ブラインド(レジデント)
美と醜(内科医・元田隆晴)〔ほか〕
著者等紹介
元田隆晴[ゲンダリュウセイ]
1959年生まれ。84年に某大医学部を卒業。多くの病院で当直アルバイトをした研修医時代、レジデント時代を経て、89年より救命救急センターのある病院に勤務。救急医療の現場を経験したのち、いくつかの病院に勤め、現在は都内のある病院で心臓内科医として働いている。病院で遭遇した不思議体験は数知れず、フジテレビ『アンビリバボー』、ビデオ『現役医師が語る怖い話(1~2)』(デジキューブ)などでその体験を披露し、大反響を呼ぶ
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