内容説明
生と死が濃密に彩られる場所、病院。そんな場所であるからこそ、ふとしたはずみで「あの世」と「この世」の谷間にはまり込んでしまうことがある。異界を覗いてしまった、医療関係者たちの恐怖と戦慄の告白。
目次
炎の中
救急車
誘導
悪い冗談
廃棟
訃報
院内感染
切除手術
な・ん・で
夜警〔ほか〕
著者等紹介
元田隆晴[ゲンダリュウセイ]
1959年生まれ。84年に某大医学部を卒業。多くの病院で当直アルバイトをした研修医時代、レジデント時代を経て、89年より救命救急センターのある病院に勤務。救急医療の現場を経験したのち、いくつかの病院に勤め、現在は都内のある病院で心臓内科医として働いている。病院で遭遇した不思議体験は数知れず、フジテレビ『アンビリバボー』、ビデオ『現役医師が語る怖い話(1~2)』(デジキューブ)などでその体験を披露し、大反響を呼ぶ
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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夢追人009
151
現役の医学博士・元田隆晴さんの病院怪談シリーズは奇妙な話がたくさん入っていて多少盛っているかなとは思いますが不気味さが気に入って好きですね。但し当然ながら我が身に不幸が降りかからなければの話ですがね。『院内感染』入院患者の横田さんという中年男性は短気で怒りっぽくて病院で働くあらゆる人達に難癖をつけて当たり散らし皆から嫌われていたが急に亡くなられ死因は院内感染によるものだという。それから奇妙にも同じ部屋にいる三十代のいつも笑顔で人と接する温厚な患者・西山さんが急に性格が変わってしまい横田さんそっくりになる。2020/12/19
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