メディアワークス文庫 世界一ブルーなグッドエンドを君に

著者名：喜友名トト【著者】

KADOKAWA（2022/01発売）

• ISBN：9784049141603

内容説明

『どうか、彼女が死にますように』に続く、衝撃と感動のラブストーリー！

天才サーファーとして将来を嘱望されつつも、怪我により道を断たれてしまった湊。
そんな彼のスマホに宿ったのは見知らぬ不思議な女の子、すずの魂だった。
実体を持たず、画面の中にのみ存在するすずは言う。
「私は大好きな湊くんを立ち直らせるためにやってきたの」
それから始まる二人の奇妙な共同生活。やがて明らかになるすずの真実は、湊を絶望させる。だが、それでも――。
広がる海と空。きらめくような青。これは出会うはずのない二人が紡ぐ、奇跡の物語。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[なみ]

怪我を理由にサーフィンを辞めた湊のスマホに、ある日、見知らぬ少女が現れる。 記憶を失っていた彼女だが、湊の名前、湊がサーフィンをしていたこと、湊が大好きだということは覚えていて──。 そんな少女によって、湊の日々は変わっていきます。 すずは湊のために、そして湊はすずのために。 互いを想い合う2人の関係性が素敵でした。 海、空、波、サーフィン。爽やかな描写が多く、すらすら読めました。 感動的で綺麗なラストもすごく好きです。よかった！

2022/04/29

[coco夏ko10角]

怪我で以前のようにサーフィンができなくなってしまった湊、ある日スマホに知らない女の子が宿って…。スマホにいるすずとのやり取りが楽しい。物語が進むにつれての変化。最後の方もすごくいいなぁ。映像映えする。実写映画に向いてそう。

2025/04/16

[ツバサ]

青春と後悔、少し不思議な現象を上手く料理している作品だなと思いました。主人公､湊はサーファーとして生きていたが、怪我によって消化不良を起こしていた。そんな湊の携帯に彼を好きだという少女、すずの魂が宿ることで湊の人生が再び熱を取り戻していく様子に惹かれました。作品に仕掛けられた伏線も見事で、タイトルに上手く繋がってました。ブログにて→ https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2022/01/26/210000

2022/01/26

[クラゲです。の読書部屋]

喜友名さんの本は、2冊目です。 とても、綺麗な作品でした。 ラストに感動です！　ブルーなグットエンド。 おすすめです

2022/09/20

[灰音]

最後にやられた！と想いました。 大どんでんがえしすぎて…！ 予想の斜め上の更に斜め上をいく喜友名さんの話はほんとにおもしろいです！

2022/03/31