出版社内容情報
19世紀後半ドイツ・ペシミズム論争の時代を背景に、ショーペンハウアーやデューリングとの関係をふまえつつ、ニーチェ哲学を再検討する。ペシミズム論争への応答として形成された生肯定の思想を読み直し、「この世は生きるに値するのか」という問いを現代に引き寄せて考察する。
【目次】
第Ⅰ部 19世紀のペシミズム
第1章 ショーペンハウアーのペシミズム
(クリストファー・ジャナウェイ/竹内綱史訳・解題)
第2章 ショーペンハウアーはペシミストか?
――フレデリック・バイザー論駁(齋藤智志)
第3章 ショーペンハウアーの倫理学と救済論
――ショーペンハウアーの宗教哲学の一側面(竹内綱史)
第4章 ショーペンハウアーの遺産(フレデリック・C・バイザー/大山真樹訳・解題)
付 論 復讐心の超越的満足
――『生の価値』付録2
(オイゲン・デューリング/谷山弘太監訳・解題/大山真樹・竹内綱史訳)
第Ⅱ部 ニーチェとペシミズム
第5章 禁欲主義と力への意志
――ニーチェとオイゲン・デューリングの対決
(アルド・ヴェントゥレッリ/井西弘樹訳・解題)
第6章 デューリングとニーチェ
――『生の価値』から『人間的、あまりに人間的』へ(井西弘樹)
第7章 「ルサンチマン」と「正義」
――ニーチェ哲学における「強者」について(谷山弘太)
第8章 自由な社会のための哲学とニーチェの正義
――ニーチェの敵対者に疎外された私たちの正義(大山真樹)
第9章 ニーチェの道徳批判とニヒリズム
――意味ある人生とは必然的に不道徳なのではないか?(竹内綱史)
第Ⅲ部 現代のペシミズム
第10章 デイヴィッド・ベネター
――現代のショーペンハウアー主義者
(オリヴァー・ハーリッヒ/谷山弘太訳・解題)
第11章 反出生主義をめぐって
――ショーペンハウアーとニーチェ(竹内綱史)
第12章 ニーチェとフェミニズム
――近代的二元論への批判の試み(生島弘子)
第13章 人生の意味に関するゲーム節の提唱
――ニーチェ的発想に基づいて(新名隆史)
内容説明
19世紀後半ドイツ・ペシミズム論争の時代を背景に、ショーペンハウアーやデューリングとの関係をふまえつつ、ニーチェ哲学を再検討する。ペシミズム論争への応答として形成された生肯定の思想を読み直し、「この世は生きるに値するのか」という問いを現代に引き寄せて考察する。
目次
ペシミズムの時代とニーチェ
第1部 一九世紀のペシミズム(ショーペンハウアーのペシミズム;ショーペンハウアーはペシミストか?―フレデリック・バイザー論駁;ショーペンハウアーの倫理学と救済論―ショーペンハウアー宗教哲学の一側面;ショーペンハウアーの遺産;復讐心の超越的満足―『生の価値』付録2)
第2部 ニーチェとペシミズム(禁欲主義と力への意志―ニーチェとオイゲン・デューリングの対決;デューリングとニーチェ―『生の価値』から『人間的、あまりに人間的』へ;「ルサンチマン」と「正義」―ニーチェ哲学における「強者」について;自由な社会のための哲学とニーチェの正義―ニーチェの敵対者に阻害された私たちの正義;ニーチェの道徳的批判とニヒリズム―意味ある人生とは必然的に不道徳なのではないか?)
第3部 現代のペシミズム(デイヴィッド・ベネター―現代のショーペンハウアー主義者;反出生主義をめぐって―ショーペンハウアーとニーチェ;ニーチェとフェミニズム―近代的二元論への批判の試み;人生の意味に関するゲーム説の提唱―ニーチェ的発想に基づいて)
著者等紹介
竹内綱史[タケウチツナフミ]
龍谷大学経営学部教授。博士(文学)。専門は宗教哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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