出版社内容情報
「ヨーロッパ」とは何か。言語も文化も異なるのになぜひとつの地域とみなされるのか。本書では、グローバリゼーションとナショナリズムが交錯する時代のなかで、「アイデンティティ」をキーワードに歴史をたどり、多様性のあるヨーロッパを理解するためのヒントを提示します。
【目次】
第Ⅰ部 「ヨーロッパ」とは何か
第1章 「ヨーロッパ」の基盤――古代と中世,そして近代 (伊藤玄吾)
第2章 ひとつのヨーロッパという思想――その形成をめぐって (中嶋洋平)
第3章 「ヨーロッパ」と「非ヨーロッパ」――植民地主義を中心に (水谷智)
第4章 ヨーロッパの現代――第1次世界大戦後の変動と課題 (立石洋子)
第5章 ヨーロッパと「連帯」――過去と現在,そして未来 (石井香江)
第Ⅱ部 「ヨーロッパ」の多様性
第6章 フランス (中嶋洋平)
第7章 ドイツ,オーストリア,スイス (穐山洋子)
第8章 オランダ,ベルギー (見原礼子)
第9章 イタリア (柱本元彦)
第10章 イベリア半島 (ペレス・リオボ アンドレス)
第11章 北欧諸国 (青木加奈子)
第12章 東欧諸国 (福元健之)
第13章 バルカン半島 (門間卓也)
第14章 エストニア,ラトヴィア,リトアニア (小森宏美,重松尚)
第15章 ウクライナ,ベラルーシ,ロシア (立石洋子)
第16章 イギリス,アイルランド (尹慧瑛)



