内容説明
1500年以上の歴史がある日本の鵜飼。古墳時代には鵜飼の鵜を模った埴輪がつくられ、平安時代になると朝廷による鵜飼が都周辺でおこなわれた。今なお鵜飼がおこなわれ、技術が継承されている。本書は、日本の鵜飼を時代や地域、分野を超えて初めて総合的に明らかにする。
目次
鵜飼から何を問うのか
前篇 鵜飼を成り立たせるもの(ウミウ・カワウ―その行動と生態からみた鵜飼;捕獲技術―日本の鵜飼漁を支える根本;鵜飼用具―モノからみた鵜と人間のかかわり;鵜舟―長良川における鵜舟の構造とその必然性;鵜匠装束―労働着と見せる衣装のはざま ほか)
後篇 日本史のなかの鵜飼(古代から近世;近代から現代)
なぜ野生のウミウにこだわるのか―日本的な動物利用の背景
著者等紹介
卯田宗平[ウダシュウヘイ]
国立民族学博物館グローバル現象研究部教授。専門は環境民俗学、生態人類学。鳥と人類とのかかわりに関心があり、日本や中国、バルカン半島、東南アジアを調査している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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