内容説明
金子堅太郎(一八五三~一九四二年)は明治憲法の起草者の一人であり、広報外交や日米間の諸問題解決に活躍し、数多くの業績を残した国際人である。彼の軌跡を追いながら、近代日本のグローバル戦略の光と陰を明らかにし、現代日本のグローバル化がどうあるべきかを考察する。
目次
序章
第1章 戦略としての国際主義
第2章 留学生たちの肖像
第3章 『政治論略』と保守主義
第4章 文明国の憲法
第5章 国際人誕生
第6章 産業の国際化
第7章 日露戦争
第8章 国民外交の時代
第9章 回顧される明治
第10章 国家主義的国際主義
終章
著者等紹介
酒井一臣[サカイカズオミ]
大阪大学大学院文学研究科文化形態論専攻修了、博士(文学)。2010年に大平正芳記念賞を受賞。京都橘大学文学部歴史学科助教を経て、2015年より九州産業大学国際文化学部准教授。専門は日本外交史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- 刑法綱要各論 (第3版)