カタストロフィーの経済思想―震災・原発・フクシマ

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  • サイズ B6判/ページ数 367p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784812214060
  • NDC分類 369.31
  • Cコード C3036

目次

第1部 「三・一一」フクシマが突きつけるもの(「三・一一」フクシマの人類史的位置―住民の声と行動を通して考える;災害カタストロフィーの復興理論―カトリーナ、チェルノブイリ、フクシマの比較分析を通して)
第2部 カタストロフィーと学問の役割(原発暴走を許した政治経済システム;カタストロフィーから憲法による復興へ―「人間復興」と「持続可能な生活」のために;「新しい知」のあり方を探る―経済学研究の観点から)
第3部 未来への選択(軍事攻撃されると原発はどうなるか―「国内外で戦争ができる国」づくりとフクシマの行方)

著者等紹介

後藤宣代[ゴトウノブヨ]
岐阜県中津川市生まれ。東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得。カリフォルニア大学バークレー校客員研究員などを歴任。東京電力福島第一原子力発電所から60キロ北西の福島市在住。NPO法人コモンズ副理事長

広原盛明[ヒロハラモリアキ]
中国東北部ハルビン市生まれ。京都府立大学名誉教授。京都大学大学院工学研究科建築学専攻博士課程退学。工学博士。1970年代から市民運動・まちづくり運動に関わる(京都の市電を守る会、神戸市長田区真野地区のまちづくり、阪神・淡路まちづくり支援機構など)

森岡孝二[モリオカコウジ]
1944年大分県生まれ、69年京都大学大学院経済学研究科博士課程退学、83年から関西大学教授、株主オンブズマン代表、大阪過労死問題連絡会会長、働き方ASU‐NET代表理事

池田清[イケダキヨシ]
関西学院大学経済学部卒業。経済学博士(京都大学)。北九州市立大学法学部、下関市立大学経済学部教授を経て、神戸松蔭女子学院大学人間科学部教授。専門は都市政策、災害論

中谷武雄[ナカタニタケオ]
京都府出身。京都大学大学院経済学研究科単位取得退学。京都大学博士(経済学)。京都橘大学定年退職。現在は、基礎経済科学研究所や文化経済学会、市民大学院(京都市高辻室町、旧成徳中学校学舎)にて自主的な研究会などにも参加(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Mealla0v0

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表題として強く打ち出すほど「経済思想」というわけではないが。――さて、東日本大震災というショックを利用して、「創造的復興」という名の新自由主義が推し進められている。そのような災害資本主義ではなく、「人間の復興」の方が重要ではないのか、という共通認識のもと集められた、災害と原発についてのアンソロジー。とりわけ2章は、災害はそれだけではカタストロフではなく、カタストロフたりえるには、そこに復興の見通しすら立たない「絶望的状況」があると言う。3・11後の日本を見る上で、なかなか示唆に富む。2017/09/15

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