内容説明
本書では、各問答に加えて、滞納整理の実務対策を示すことにより、滞納整理の実務に携わる職員が滞納者との交渉をスムーズに進められるように工夫しました。地方税や地方自治体の徴収金の徴税のため、預金や給与に係る債権の差押えが活発に行われている実情を踏まえ、滞納者との差押え後の交渉ルールをある程度示しておくことが肝要と考え、「対策のポイント」としてまとめています。これら「対策のポイント」は、滞納者との納税交渉に当たり、基本的な姿勢とも言えるものであり、その理解が徴税に繋がるものと考えられます。
目次
滞納整理の基本
納税者からの申出への対応
納税の緩和措置
財産の調査
滞納処分の効力
財産の差押え(通則)
動産・有価証券の差押え
債権の差押え
不動産の差押え
無体財産権の差押え
差押えの解除
交付要求・参加差押え
換価・配当
納税義務の拡張
その他
著者等紹介
橘素子[タチバナモトコ]
税理士。昭和57年3月明治大学法学部法律学科卒業。同年4月東京国税局に採用。東京国税局、東京国税不服審判所、麹町税務署等において勤務。令和元年7月退官。令和元年8月税理士登録。日本大学経済学部大学院経済学研究科租税研究コース講師。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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