内容説明
地表が氷雪に覆われても、その下には新たな芽吹きが準備されている。喪失とは再生の兆しなのだ。詩集全体を通して、いのちを象徴する水音が鳴り響いている。いのちの大きな巡りを歌い続けてきた詩人の、頂点をなす円熟の第十詩集。
目次
心の水
兆し
カタツムリと人間
花桃の木
その音
別れはいつも
初恋
星の絵
霧の夜
家出〔ほか〕
著者等紹介
なんば・みちこ[ナンバミチコ]
1934年生まれ。所属「火片」「総社文学」「とっくんこ」同人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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