目次
序 新自由主義グローバリズムの自然環境破壊(「農業の工業化」)
1 環境先進国ドイツの「気候変動対策」(ドイツでも大きな気象災害が多発;連邦政府の対策(1)「農業一括法案」
「昆虫保護行動計画」
連邦政府の対策(2)「農林業の気候変動対策」
“10項目の対策”
中小農民経営の利害を代表する農業団体AbLの意見
ユリア・クレックナー連邦農業相への要請
“コラム”ドイツの小農民団体AbL(農民が主体の農業のための行動連盟))
2 マルクスの「合理的農業」と現代の家族農業(マルクスが指摘した大規模な工業的農業による物質代謝の亀裂;エンゲルスが引き継いだ「小農民、あるいは結合された生産者たちの管理による合理的農業」論;カウツキーの「協同組合的あるいは自治体大経営」論;「社会主義国」における強制的農業集団化;現代の家族農業は「合理的農業」を担える)
3 なぜ農民経営か ミヒャエル・ベライテス『スイスモデルか、カザフスタンモデルか―ザクセン州農村の発展をめざす農業政策についての「覚書」』(何が問題か;われわれはどこに立っているか―ザクセン州の農村の実態について;われわれはどこから来たのか―今日の諸問題の歴史的・政治的要因;われわれはどこに向かいたいのか(向かうべきか)―将来性のある農業の目標と優先すべきこと
どこに到着するか―エコロジー的農政にとっての挑戦とチャンス
論点と結論)
4 日本農業に求められるもの
著者等紹介
村田武[ムラタタケシ]
1942年福岡県生まれ。金沢大学・九州大学名誉教授。博士(経済学)・博士(農学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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