出版社内容情報
食の供給、流通、消費を考え、「食品廃棄物のリサイクル」「和牛肉」などを具体例としてあげ日本の食の過去・現在・近未来を考えた著者は、長い間、研究機関と大学で、家畜栄養学と飼料学の研究に従事し、今は田舎に帰り、農の中で呼吸をしている。日高山脈の裾野から拡がる十勝平野で生活しながら、日本という国の、食の供給、流通、消費の状況を見るに、心配なことが少なからずあるし、将来のために考えるべきことも浮かんでいる。上記のことと併せて、「バターの不足」、「食品廃棄物のリサイクル」、「牛海綿状脳症(BSE)」、「和牛肉」の事などを具体例としてあげながら、日本の食の過去と現在そして近未来を考えた。
1 日本の水と農地
2 米と畜産物(日本人と米)
3 食と農の乖離
4 食料供給の安全保障─輸入依存体質と国家のありよう
5 緩衝能─バターと酪農経営
7 BSE 何故イギリスでたくさんの頭数が
6 ヒトと家畜の共生─エコフィード
8 日本人と牛肉
阿部亮[アベアキラ]
1942年 中国斉斉哈爾(チチハル)に生まれる。
宇都宮大学農学部農芸化学科卒業
農林水産省北海道農業試験場家畜導入研究室長
農林水産省畜産試験場飼料鑑定研究室長
農林水産省畜産試験場企画科長
農林水産省畜産試験場栄養部長を経て
日本大学生物資源科学部教授
現在は畜産・飼料調査所・御影庵主宰
著書に『乳牛の栄養飼料の基礎固め』デイリージャパン、2005年
『日本酪農への提言』筑波書房、2009年
ほか多数
目次
1 日本の水と農地
2 米と畜産物(日本人と米)
3 食と農の乖離
4 食料供給の安全保障―輸入依存体質と国家のありよう
5 緩衝能―バターと酪農経営
6 ヒトと家畜の共生―エコフィード
7 BSE 何故イギリスでたくさんの頭数が
8 日本人と牛肉
著者等紹介
阿部亮[アベアキラ]
1942年、中国斉斉哈爾(チチハル)に生まれる。宇都宮大学農学部農芸化学科卒業。農林水産省畜産試験場栄養部長を経て日本大学生物資源科学部教授。現在は畜産・飼料調査所・御影庵主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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