目次
集落営農再編に関する諸論点と研究課題
水田・畑作経営所得安定対策による集落営農の再編
集落営農の再編強化による兼業農業の包摂―海津市旧平田町の事例を中心に
大区画圃場整備を契機に設立された集落営農と兼業農家
都市近郊地域における集落営農組織の形成と課題―大垣市を対象として
都市近郊・安定兼業地域における集落営農組織の特徴と課題―羽島市を事例として
地域水田の維持を目指す集落営農組織の経営継続性―岐阜県中濃・可茂地域を事例に
中山間地域の岐阜県東濃東部地域における集落営農の展開ベクトル
地域営農システムの形成と集落営農―組織数・組織率全国一の滋賀県の実態をふまえて
安定兼業地帯における集落営農の動向―福井県を事例に
東北の兼業深化地帯における水田農業の担い手―秋田県潟上市を事例に
著者等紹介
荒井聡[アライサトシ]
1957年、福島県生まれ。岐阜大学応用生物科学部教授
今井健[イマイケン]
1945年、群馬県生まれ。岐阜大学応用生物科学部教授(2011年3月退職)
小池恒男[コイケツネオ]
1941年、東京都生まれ、長野県出身。(社)農業開発研修センター副会長理事
竹谷裕之[タケヤヒロユキ]
1945年、愛知県生まれ。名古屋大学産学官連携推進本部特任教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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壱萬参仟縁
9
中山間地域農業の事例として、竹谷裕之名誉教授の玉稿が岐阜県東濃地域を取り上げて解析されている(第7章)。2007年度に品目横断的経営安定対策は08年度から水田畑作経営所得安定対策に修正されたという(151頁)。存じ上げなかった。農林業センサスや自治体のデータ、調査による解析が秀逸である。さすが食糧生産管理学の重鎮である。都市化とのかかわりでは、農協や個人への作業委託だが、今後は展望が厳しいとのこと(172頁)。政策、制度、法律以外に、農のあるまちづくり、文化政策との関わりが補完されればよいであろう。2013/09/04
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