筑波書房ブックレット
水土里(みどり)の再生

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  • サイズ A5判/ページ数 63p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784811902449
  • NDC分類 611.15
  • Cコード C0036

出版社内容情報

水土里(みどり)とは、土地改良区の愛称である。それは、水-農業用水、地域用水、土-農地、土地、土壌、里-農村空間を意味し、農家や地域住民が一体となった生活空間である。その問題、役割、再生への運動について語る。


1.はじめに
 水土里とは
2.水が造った国土
 国土の成り立ち
 水の制御――龍のイメージ
 沖積平野への進出
 日本型水社会の特徴
 農村空間の特徴
 日本型水社会の形成
3.むらの景観と水土里の役割
 (1)水源からむらまで
 (2)産業に用いられる水
 (3)集落内の小水路
 (4)むらから海まで
4.水土里の喪失
 戦後農村の変貌と農村環境の荒廃
 農業用水の汚染の状況
 集落水管理体制の空洞化
 地域用水は誰が管理するのか
 施設化、近代化による管理
5.水土里ネットの再生
 水に対する住民の意識
 建設省サイドの河川環境再生
 農水省サイドの環境保全政策
 (1)甲良町のグラウンドワーク型環境・景観再生運動
 (2)埼玉県見沼田圃の行政、住民一体型環境保全運動
 (3)NPO法人による水辺環境整備
 (4)立梅用水土地改良区の環境、景観復元運動
6.まとめ

目次

1 はじめに(水土里とは)
2 水が造った国土(国土の成り立ち;水の制御―龍のイメージ ほか)
3 むらの景観と水土里の役割(水源からむらまで;産業に用いられる水 ほか)
4 水土里の喪失(戦後農村の変貌と農村環境の荒廃;農業用水の汚染の状況 ほか)
5 水土里ネットの再生(水に対する住民の意識;建設省サイドの河川環境再生 ほか)

著者等紹介

岡部守[オカベマモル]
1945年生まれ。東京大学大学院農学研究科農業経済学専攻単位取得満期退学。現在、東京農業大学国際食料情報学部教授農学博士。中国吉林大学名誉教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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