出版社内容情報
われわれに国家という名の「怪獣」を飼い馴らす覚悟はあるか――経済的繁栄を自明のものとする世代が提示する新しい国の「かたち」とは? 若き「政策提言型知識人」渾身の力作。
内容説明
戦後日本は、終始、「国家」を「負の存在」として位置付けてきた一方で、人々の「国家」への依存を加速させた。われわれに国家という名の“怪獣”を飼い馴らす覚悟はあるか―若き「政策提言型知識人」渾身の力作。
目次
第1部 日本国という「駒」(「国家」への視点;「統治階級」の復権;行政組織制度の方向性;「富裕階級」復活論)
第2部 「海」という名のチェス・ボード(日本の「国柄」への省察;「執事国家」・日本の可能性―「海洋国家」の選択(一)
新「南洋」戦略へ―「海洋国家」の選択(二))