出版社内容情報
本書は、10名の著者により、日本と海外の食品産業、食料消費、加工食品産業の動向と問題点を分析し、日本および海外のフードチェーンの構成主体の実像を浮き彫りにする。
まえがき
I 日本と海外の食品産業・食料消費
第1章 食品産業の国際的展開-対米直接投資の形態とビヘイビア-(下渡敏治)
第2章 経済発展に伴う食料消費パターンの変容-アジア諸国の加工食品消費と外食を中心に(上原秀樹)
第3章 イギリスにおける食品小売業の構造変化(清野誠喜)
補論 台湾における冷凍調理食品工業の発展とその要因(陳 信良)
II 日本の食品市場と新製品開発
第1章 食の外部化と中食市場の拡大(小田勝己)
第2章 消費者分析に見る食肉加工市場(日暮晃一)
第3章 牛乳・乳製品需給の現状と問題点-飲用牛乳と脱脂粉乳・バターの問題を中心として-(高橋巌)
第4章 カップヌードルの開発とその革新的意義(木島実)
補論 米菓製造業の生産構造変化とその要因(永谷晃一)
特別寄稿 食品工業の地域分化-その拡散と集中-(鈴木福松)
内容説明
本書は、日本と海外の食品産業、食料消費、加工食品市場の動向と問題点をフードチェーンという視点から分析し、これらの分析を通して、食料・食品産業問題の理解に新たな洞察を加えることを意図している。
目次
1 日本と海外の食品産業・食料消費(食品産業の国際的展開;経済発展に伴う食料消費パターンの変容;イギリスにおける食品小売業の構造変化;台湾における冷凍調理食品工業の発展とその要因)
2 日本の食品市場と新製品開発(食の外部化と中食市場の拡大;消費者分析に見る食肉加工市場;牛乳・乳製品需給の現状と問題点;カップヌードルの開発とその革新的意義;米菓製造業の生産構造変化とその要因;食品工業の地域分化―その拡散と集中)