内容説明
やってみたら、めっちゃ楽しかった。なんだ、これでいいんじゃん!当たり前からはみだした先にも道は続いていた。外遊びホームスクーラー母娘の日常。
目次
プロローグ やめてもあんがい大丈夫だった
ミルコ小学1年生、学校からはみだすまで
ミルコ小学2年生、勉強もときにする
ミルコ小学3年生、市民活動にも参加してみる
ミルコ小学4年生、本気で遊んで、遊んで学ぶ
ミルコ小学5年生、こどものまちで仲間と盛り上がる
ミルコ小学6年生、修学旅行や学芸会に参加する
著者等紹介
天棚シノコ[アマダナシノコ]
夫と娘ミルコとの3人暮らし。ミルコ2歳のときにプレーパーク(プレパ)の近くに転居し、母娘ともども自主保育とプレパですくすく育つ。小学校に行ってはみたものの、学校をやめ、ホームスクーラーとして六年間プレパに通うミルコを見守る日々を送っていた。会社員やアルバイトなどを経て在宅メインでできる職についていたが、大病したのを機にすっぱり仕事をやめ、現在はプレパとデモクラティック・スクールの理事をつとめる。地域で子どもの権利擁護活動をつなぐネットワークづくりもしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
コモックス
5
近所にこんなプレーパークがあったからこそ育った考え方なんだろうな。自分には到底無理。子供が学校に行きたくないと言い出したら、考えるかもなー。うーん、現実離れしたものとして読みました。2023/04/21
motoryou
5
「教育の目的は、その子が社会で幸せに生きられるようにすること」この確信のもと、今を楽しく幸せに生きることがこの先にも…と考えての選択。「楽しい」を体験を通して積み上げ、楽しさに向かうエネルギーを養う、その中には多様な他者とのかかわりも含まれたりするだろう。学校がその子にとってそういう場でなかったとしたら…。大人も(親も教員も)学ぶこと、働くこと、生きることを楽しむ中で子どもも育つ(遊びつつ学び通つつ…)のであれば、そこが必ずしも「学校」でなければならないということは、ない。一番大事なことは?ってことだな。2022/08/15
まっきーママ
5
「学校に行かなくなった」子どもの一事例。いい、悪いではなく、ほんの一事例だと思う。ただ、子どもは遊びから学ぶことが多いのは事実。子どもの遊びの保障を、遊びこめる場所の保障を大人はしなければならないと思う。そして、子どもの権利を守ることもしっかり心がけていかなければ、と改めて感じた。2022/07/01
luckyair
4
こんな場所が周りにもあったらいいなぁと思った。理解者や著者の行動力があればいいのだが、一般的にはまだまだ難しい状況。★★★2023/06/10
しおこ
3
ここまで子に向き合える母親すごいなと単純に思った。そりゃ体壊すし働けないでしょうに。小一で学校に行きたくなくなりプレーパークに6年間母と共に通った子の話。親もすごいけど、子もプレーパークの中で秩序や学びをしっかりしてくるのもすごいいい環境だからこそなんだろうなと思った。よほどいいところが近くにあればいいと思うけど国内でこれが進むことってだいぶ先だろうと思う。2023/11/10