内容説明
その直径、65μmから1億光年。はかない泡の、壮大な世界。隣りあう三態の陣取り合戦。なぜできるのか?どうやってできるのか?そもそも何なのか?外から中から境目から、その正体とメカニズムをつかまえる。
目次
1 フワフワをつかまえに―おいしい泡の正体とメカニズム(泡って、なに?;泡を分類してみたら;最古の泡の飲みもの ほか)
2 シュワシュワの誕生―気泡ができて、育つまで(はじけてさわやか、炭酸飲料;はじめはじゃまだったシャンパンの泡;溶けている気体と泡になる気体 ほか)
3 はてしなき泡の世界―細胞と宇宙のよく似た構造(パンの形をつくる泡;お菓子に料理に、活躍するメレンゲ;ベイクド・アラスカ―熱をさえぎる泡の壁 ほか)
著者等紹介
田中幸[タナカミユキ]
岐阜県生まれ。晃華学園中学校高等学校理科教諭。物理教育学会会員。中学校理科の教科書執筆者
結城千代子[ユウキチヨコ]
東京都生まれ。大学講師。晃華学園マリアの園幼稚園園長、物理教育研究会会員、比較文明学会会員。小学校理科・生活科、中学校理科の教科書執筆者
西岡千晶[ニシオカチアキ]
三重県生まれ。漫画家。実兄との共同ペンネーム「西岡兄妹」の画を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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そちゃ
4
借り本。まず、大好きなコーヒーがなぜ泡立つのかという身近な問題から、シャンパン、ビール、さらには行き着く先が宇宙も泡であるという結論。恥ずかしながら、そういえばなぜだろう?という日常に触れた。2022/06/15
ジャッカロープ
2
ワンダーラボラトリシリーズの4作目 泡に関する話題。 化学系の本だけど、日常の例が多くてとても分かりやすかった。2016/07/10
skr-shower
1
他地区図書館本。パラパラと。並んで置いてあったので。泡の性質にも種類がある、そう言えばそうだ!小学生には難しいか、中学生なら楽しめる?大人の復習にも。2024/11/08
黒とかげ
1
言われてみれば泡には多くの役目がある。この本には基本的なことしか書かれてはいないが、もっとお金をかけて研究する価値あるのかもしれない。工業的にすごく細かい泡をつくる技術があったような……。2023/08/18
のせなーだ
1
泡とくれば、ビール。最古の泡の飲み物ですか、紀元前数千年とは、ぼーっと入り込む世界。表面積が小さいから丸い泡になる。泡の壁を食べる寒天。泡の申し子のコルク。泡で膨らむカルメ焼き。海綿動物。泡のざわざわが伝わったな。2018/08/31
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