出版社内容情報
〈自然体〉とは〈技〉である!
自らの軸はしっかりと保ちながら、
外へと開かれた柔軟な構え。
それは、意識しなければけっして身につかない、
しかし、だれでも獲得できる心身の〈技〉である。
内なる「中心感覚」と、
他者との「距離感覚」を習得する。
プロローグ 「自然体」から「レスポンスする身体」へ
……失われた自然体を「技化」でとり戻す
第1部 自然体のつくり方
1 自然体とはどういうものか
……上半身は柔らかく、下半身は力強く/リラックスしながらも集中した身心の状態
2 足腰のつくり方……
へっぴり腰か、 「腰が決まっている」か/一流のサッカー選手はなぜ転ばないか
3 足裏感覚
……土踏まず--「踏んばれる」足裏のキーポイント/緊張と弛緩をコントロールする
4 上半身のつくり方
……力まず肩の力を抜く「上虚」づくり/二人で行なう肩胛骨マッサージ/みずおち感覚--緊張をゆるめる技
5 肚の感覚
……懐を深くする--「受ける」ゆとりを生む技/肚を据える--動揺しない重心感覚/息を吐いて集中する技
6 方向性をもった感覚
……石になる、水になる/中心軸がブレない歩き方/自分のからだの緊張に気づく技
第2部 レスポンスする身体
1 コミュニケーションできる身体とは
……他者との関係をつくる距離感覚/公共的な場での身体技法/レスポンス・アビリティ--応答責任能力
2 息を合わせる
……相手の呼吸をはかって息を合わせる/能動・受動を自在に反転さ
●関川夏央さん(作家) 評
自然体とは、たんにラフな姿勢のことではない。
自然体とは、自分の内側へのみ集中した状態のことではない。
自然体とは、下半身は充実して力強く、上半身、とくに肩の力は抜けていて、いつ何に対しても
柔軟に対応できるような構えである。むしろ自分の外側に配慮する、開かれた身の置きかたである。
つまりそれは「技」である。
「腰がきまっている」 「肚がすわっている」、伸びやかな安定をしめす古い言い方が、
ここで本来の力量を発揮する。その基本には「呼吸」がある。
そして、そのような「技」は、「他者にレスポンスする身体」あるいは「応答責任能力の高い身体」を、
筋道としてつくって行く。
この本のおもしろさと説得力も、斎藤孝の身体の「応答責任能力の高さ」に由来するのだが、
それもまた著者の、表現を「技化」 (わざか) する修練によってもたらされたのである。
内容説明
内なる「中心感覚」と、他者との「距離感覚」を習得する。
目次
プロローグ 「自然体」から「レスポンスする身体」へ
第1部 自然体のつくり方(自然体とはどういうものか;足腰のつくり方;足裏感覚;上半身のつくり方;肚の感覚;方向性をもった感覚)
第2部 レスポンスする身体(コミュニケーションできる身体とは;息を合わせる;中心軸をやりとりする;欧米流のパブリックな身体技法)
著者等紹介
斎藤孝[サイトウタカシ]
1960年、静岡県生まれ。東京大学法学部卒。同大学院教育学研究科学校教育学専攻博士課程をへて、現在、明治大学文学部助教授。教職課程で中高教員を養成。専攻は教育学、身体論
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