内容説明
本書は、連邦型ネットワークが競争力を獲得するためのマネジメントに関する理論構築を目指したものである。著者は本書で、まず連邦型ネットワークのマネジメント研究が要請される背景と研究の目的を説明した。次に先行研究の検討を基に、連邦型ネットワークのマネジメントを分析するための枠組を構築した。分析枠組は、経営戦略、組織能力、ネットワーク有効性の3つの概念により構成されている。この枠組に則して、連邦型ネットワークにおいて相互に対極をなす委任型ネットワークと任意型ネットワークのそれぞれのマネジメントを解明した。
目次
先行研究の検討と分析枠組の提示(組織間ネットワークと連邦型ネットワーク;連邦型ネットワークのマネジメント研究 ほか)
セブン‐イレブンのケース・スタディ(委任型ネットワークとしてのセブン‐イレブン;セブン‐イレブンの経営戦略 ほか)
日本YMCAのケース・スタディ(任意型ネットワークとしての日本YMCA;日本YMCAの経営戦略 ほか)
比較分析およびモデル分析(2つのケースの比較;モデルによる連邦型ネットワークと単一組織の比較 ほか)
要約と結論(本研究の要約;本研究のインプリケーション ほか)
著者等紹介
西村友幸[ニシムラトモユキ]
1970年札幌市生まれ。1993年北海道大学経済学部卒業。日動火災海上保険株式会社勤務。2000年北海道大学大学院経済学研究科博士後期課程修了。経営学博士(北海道大学)。現在、釧路公立大学経済学部専任講師
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