内容説明
本書では、診療における説明及び承諾に関し、その法理論のみならず、その実態にもメスを入れてこれを明らかにし、理論と実際との融合をめざし、そして、これが現実の日々の診療に生かされ、医師と患者とのより緊密な信頼関係が構築されることを期待しているのである。
目次
第1章 診療における説明と承諾に関する判例理論(患者の有効な承諾を得るための説明;療養方法等の指導としての説明;転医勧告としての説明)
第2章 「保健医療上の意志決定」に関するアメリカ大統領委員会の報告書について(「保健医療上の意思決定をすること」要約;インフォームド・コンセントに関する医師・一般人に対する同時併行調査)
第3章 診療における説明と承諾の実情(調査の目的と内容;診療行為に関する説明とその頻度;説明する際に考慮する要因など;治療行為に関する同意の形式とその割合;自己決定権の認否について;ガン患者への説明;末期患者の救命治療について;自然死法制定の必要性について)
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