目次
「塩味」に対する表現のちがい からいとしょっぱい
学校の中の「方言」 押しピンと画びょう
呼び方が逆なもの スコップとシャベル
からだに関係ある呼び方のちがい さかむけとささくれ
地域からの距離による呼び方のちがい かたつむりと妖怪とおまじない
時間の感覚のちがい 「行けたら行く」は、どれくらい行く?
言い方や意味する日が異なる 「あさって」の次の日は何?
地域によってちがう表現方法 動物の鳴き声
全国に多様な呼び名がある食べ物 今川焼きを何と呼ぶ?
じゃんけんの地域性 組分けじゃんけん「グーパー」と「うらおもて」
地域によってちがうフレーズ えらび歌
地域によってちがう形と呼び名 コマとおてだま
全国各地のあそびのバリエーション だるまさんがころんだとどろけい
書かれた内容やルールがちがう いろはかるたと百人一首
著者等紹介
岡部敬史[オカベタカシ]
1972年京都市生まれ。早稲田大学第一文学部卒。出版社勤務を経てライター、編集者として活動。京都で生まれ育った後、東京で生活した経験から「東西文化比較」をライフワークのひとつとしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kei302
58
先日、岡部敬史さんのセミナーに参加しました。目からウロコ的な気づきもあって面白かった。カクスコの写真が出たときのざわめきを岡部さんたちは勘違いしている。シャベル/スコップ/カクスコで別物。田んぼの畦を作る・セメントを捏ねる・溝さらいをするときに使う道具という認識の参加者(年配の男性たち)の「ちゃうがな」のざわめきです。サトウハチロウ作詞/中田喜直作曲の童謡「シャベルでホイ」に登場する「シャベル」サトウ氏は関東の人なので大きい方を、私は小さい方。もぐらの小父さんの手(前足)は小さいので…。2022/09/08
ヒラP@ehon.gohon
17
岐阜で生まれ、西と東を行き来した私は、いまだにスコップとシャベルを言い分ける自信がありません。 B紙と模造紙が同じものだとは思えません。 育った環境は根深いと感じつつ、この本を楽しみました。 西と東というよりも、地域限定の言い方の違いがあるから、御当地意識ができるのでしょう。 何だか素晴らしいことのように思います。 子どもたちとも別世界です。2023/10/09
カナコ
7
東日本と西日本、ことば・あそび編。スコップとシャベルは、岡部さんの本で知ってびっくりしたことでした。「行けたら行く」に、東西でそんな温度差があったなんて…。2022/12/30
くすりん
5
子どもが借りてきた本を読んでみたけど、非常に面白かった。へ〜と思うことが多く、私という人間は自分の育った地域の文化で出来ているんだなと思った次第。こう言った内容を元に、色んな出身地の人と方言について話して見ると面白い新たな発見がありそう。2023/12/20
氷高
2
言葉に関しては東西差を実感することが多い。最近ポピュラーなスコップケーキに東日本の人は違和感は無いのか⁈ L.2023/06/22