内容説明
太郎のお父さんは、太郎にいつも、「男らしくしろ。強くなれ」と言ってばかりいる。でも、太郎の心はぜんぜんちがう。男らしくなんてしたくない。ミニカーよりも、ぬいぐるみで遊びたい。「太郎」という自分の名前が大きらい。自分のことを「僕」と言いたくない。ズボンよりも、スカートをはきたいのに―。だれも、太郎の心をわかってくれない。ベストセラー『八月のひかり』で深い感動をよんだ著者の最新作!
著者等紹介
中島信子[ナカジマノブコ]
1947年長野県生まれ。児童文学作家。東洋大学短期大学在学中より詩人・山本和夫に師事。出版社勤務などを経て創作活動に入る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。