文豪ノ怪談ジュニア・セレクション第二期<br> 厠―谷崎潤一郎・松谷みよ子ほか

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文豪ノ怪談ジュニア・セレクション第二期
厠―谷崎潤一郎・松谷みよ子ほか

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  • サイズ B6判/ページ数 305p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784811324845
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8393

著者等紹介

東雅夫[ヒガシマサオ]
1958年、神奈川県生まれ。アンソロジスト、文芸評論家。怪奇幻想文学研究誌「幻想文学」、怪談専門誌「幽」の編集長を歴任。『遠野物語と怪談の時代』で日本推理作家協会賞を受賞

ハダタカヒト[ハダタカヒト]
1988年、兵庫県生まれ。絵本作家。ギャラリーVie「絵話塾」、水曜えほん塾で絵本制作を学ぶ。『さよならぼくのあかいパンツ』で第一三回ピンポイント絵本コンペ優秀賞受賞。『いいあな』で第一回有田川絵本コンクール優秀賞受賞。「古典と新作らくご絵本」シリーズの『ろじうらの伝説』(柳家喬太郎作)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

モモ

50
タイトル・表紙とずばり『厠』の怖い話。大坪砂男『天狗』トイレ…というより厠の戸を開けたら用を足したばかりの女の人がいて睨まれた。その女の人に冷たい態度をとられ、一生懸命考えに考え復讐する男に呆れる。泉鏡花『古貉』は読むのがしんどいが、ほの暗い怖い話。吉行淳之介『追いかけるUNKO』が強烈。怪談ではなく笑い話とも言えず強烈。松谷みよ子『学校の便所の怪談』は実在する学校の怪談話で興味深い。裏表紙の絵が、よく見ると便器から手が出ている感じなのかな。ジュニアセレクションは好きだが、この巻だけは再読はなし。2022/07/28

mii22.

39
ジュニア向けの文豪怪談アンソロジー7冊目。「厠」がテーマ。ジュニア向けだがすべて原文を使用、分かりやすく総ルビ詳細な注釈がつけられている編集のセンスのよさが光るシリーズ。御手洗いを「厠」と言うと古風で品がある。これが昭和の「便所」だと暗くて臭くて汚いイメージ。現代の「トイレ」だと明るくキレイで芳香剤の香りがしてくる。ぼっとん便所を知る世代としては母屋から離れた場所に建ち大きな落とし穴が異界への入口であるかのような「厠」が日本情緒があって良いなぁと懐かしむ。感想でなくトイレ考察のようになってしまった。2024/08/22

tomi

30
子供の頃、薄暗く古い板張りの厠=便所はお化けとは別の怖さがあった。この巻は「厠」にまつわる話が収められている。「怪談」話は少ないが、泉鏡花の「古狢」が格別。但しかなり時代がかった文章なので、丁寧な注釈に助けられた。ミステリーの名作である大坪砂男「天狗」は偏執狂の男の語りが異様な雰囲気を醸し出す。巻中随一の怪作「追いかけるUNKO」は吉行淳之介がこういう筒井康隆張りの作品を書いていたのも驚き。谷崎潤一郎の随筆「厠のいろいろ」冒頭の饂飩屋の厠は、風流かもしれないが通行人からしたら結構怖い! 2019/08/12

みよちゃん

12
図書館新刊本。YA向き。トイレばかりの本。ちょっとおかしいが、ルビがあるし、解説もあり、面白く読めた。昔田舎のトイレで怖かった事を思い出し、生活には必要だが、あまり文学ではお目にかからなかった。学校のトイレばなしも面白く読めた。2019/04/13

ハルバル

11
なんと汚いテーマ!と思ったらトイレ怪談集でした。中でも泉鏡花の「古狢」は苦労して読んだ甲斐のある傑作。鏡花の分身、外套氏が故郷に帰省した際に温泉宿の厠に現れる白い手の怪談を聞き、その怪異に巻き込まれる話。江戸の見立てに由来するであろう鏡花の比喩は日常を瞬時に異界に変えてしまう、というより鏡花の筆にかかれば日常すら幽玄な一幕の芝居と化す。金持ちに弄ばれて列車に身を投げた女の首が木の枝にかかっている…という場面のおぞましいながらも鮮烈な美しさよ。恐ろしい怪談ですが不幸な死を遂げた女への鎮魂歌でもあります。2019/06/02

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