目次
戦争を知るために
日本人と動物のかかわり
お話 軍用ウサギのぴょん太
毛皮のために育てられたウサギ
毛皮になったペット
あらゆる毛皮を戦場に
ウサギとジュウシマツと毒ガスの島
戦時中の動物実験
細菌実験とネズミ
100万匹のネズミを軍へ
ウミホタルの照明弾
今も続く動物利用
著者等紹介
東海林次男[トウカイリンツグオ]
東京都歴史教育者協議会会長・戦争遺跡保存全国ネットワーク運営委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
今庄和恵@マチカドホケン室コネクトロン
12
シリーズ第2巻。モフモフ好きは泣くがよい。絶滅に追いやられたほど乱獲された動物は毛皮など人間に有用な身体的特徴があったからだけど、鉄の鍋を供出させられるように、盲導犬のパピーウォーカーを引き合いに出しては失礼すぎるけど、毛皮とするためにウサギを育てさせるとは。じぶんたちがしたことの意味を知った子どもたちはどれだけ心を痛めたことか。軍国少年に徹することができたなら幸せだったよね。2021/04/01
TAGO
8
戦時中は少国民(国民学校に通う子どもたち)をも巻き込んで、軍用うさぎを飼育していたそうだ。 その名残で現在も小学校ではうさぎを飼育している。 この本を読みながら 『約束のネバーランド』を思い出していた。 2021/03/12
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
5
シリーズ3作の2作目。戦争で利用された動物たち…。2025/04/05
けん
2
戦時の飛行機操縦士用にタヌキの毛皮が乱獲されたのは、タヌキ界隈では有名なことなので、そのあたりについてなにか書いてあるかなあと読んでみたのだけれど、毛皮部分はウサギが中心になっていて、ちょっと残念(?) タヌキ以外のウサギや犬や猫の供出について、知らないことも多かったので、とても勉強になった。2019/12/31