目次
中国人の女の子リン(5年生)の場合
フィリピン人の女の子ミンダ(5年生)の場合
フィリピン人と日本人のダブル ユウト(3年生)の場合
ペルー人の男の子ミゲル(5年生)の場合
ペルー人の女の子ローサ(6年生)の場合
外国につながりを持つ子どものいろんなちがいがわかったかな?
著者等紹介
吉富志津代[ヨシトミシズヨ]
名古屋外国語大学世界共生学部教授。南米の領事館秘書を経て、阪神淡路大震災後は多言語環境促進や外国ルーツの青少年育成のためのNPOを設立、外国人自助組織の自立支援にも従事。多言語センターFACIL理事長、FMわいわい代表理事(2016年まで)、大阪大学特任准教授(2016年まで)。神戸大学修士(国際学)、京都大学博士(人間・環境学)
松島恵利子[マツシマエリコ]
道徳教材ビデオ「義足がくれたもの」、人権教育ビデオ「認知症と向き合う」(2017年度教育映像文部科学大臣賞受賞)、アニメ「ちびまる子ちゃん」(2007年より)などの脚本を執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ゆーかり
16
外国で生まれて日本にやって来た子、日本生まれだけど親が外国人の子など。なんでそんな事するのかな?私のことがきらいなのかな?という疑問に、文化習慣の違いや、嫌いではなくてどうしたら良いか分からなくて困っていたのかもしれませんねと回答。今は学校のクラスも国際的なのかもしれないですね。「遊びに来てね、一緒に〜行こうねと言われて嬉しくて期待してたのに全く誘ってくれなくて寂しかった」というのは気持ちが分かります。日本人同士でも色々ありますからね。2019/06/18
遠い日
12
「同級生は外国人!?多文化共生を考えよう」シリーズ1。外国人の同級生への理解。日本にいる自分たちだけの価値観や習慣を一方的に押し付けるだけでは、理解も共感も得られない。お互いの違いを知ることから、それは生まれる。まず、ことば。お互いに通じない溝を、お互いに埋めることは、ことばをたどたどしくも交わすことから始まるのだ。文化が違い、それをことばで表せない同級生のとまどいを知ろう。自分のことも相手に知ってもらおう。こういうコミュニケーションはこれからますますだいじになってくるだろう。2018/05/22
ヒラP@ehon.gohon
12
最近は小学校でも、クラスの中に外人がいてもおかしくなくなっているように思います。 だいたいが、親の留学か仕事の関係で来日した子どものようです。 言葉に困り、生活習慣に困り、母国での常識や日常との違いに戸惑っているように思います。 日本の子どもたちからすると、まずはその子を理解しなければ仲間になれないい。 この本はきっかけ作りにとても良いと思います。2018/05/09