内容説明
歴史の推進力は戦闘意欲である。社会は戦闘意欲とその反作用である敢闘精神の対決・葛藤である。そして各国の社会構造の異質さとは、この両者のバランスの違いに拠る。―著者独自の史観で世界史を読み解くシリーズ第一弾、フィリピン編。
目次
序章 歴史を語るにあたって
第1章 ビジネス不道徳講座(暗殺―老華僑の死;アンダーテーブル―利権と収奪;自己責任とコンプライアンス;ジャスティス―矜持と自衛;KMU労働組合との戦い;神風の碑―敢闘精神の復権;戦闘意欲と敢闘精神)
第2章 フィリピン史(スペイン支配時代;アメリカ支配時代;日本統治時代)
著者等紹介
浅井壮一郎[アサイソウイチロウ]
1940年台湾台北市生まれ。1963年東京大学農学部農芸化学科卒。農学博士。食品会社勤務を経て、フィリピン協会理事。NPO国際資源活用協会顧問
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