- ホーム
- > 和書
- > 児童
- > 読み物
- > 短編集・アンソロジー
内容説明
ゆうこのお父さんは、とってもやさしいお父さん。ぜったいにゆうこをしからないし、友達みたいに遊んでくれる、じまんのお父さんです。でも、ゆうこがどんなにたのんでも、お父さんが聞いてくれないことがひとつだけあるのです。それは、子犬を飼うこと。どうしても子犬を飼いたかったゆうこは、お父さんにうそをついてしまうのですが―。
著者等紹介
灰谷健次郎[ハイタニケンジロウ]
1934年、兵庫県神戸市で、七人きょうだいの三男として生まれる。大学卒業後、神戸市で小学校の先生になり、17年間の教師生活を送る。1972年に教師を辞め、沖縄や東南アジアを放浪する。1974年に発表した長編小説『兎の眼』が大ベストセラーとなる。以後、作家として活躍しながら、兵庫県淡路島や沖縄県渡嘉敷島など、海の近くで暮らす。2006年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mikamika
2
面白かったー!灰谷健次郎、『兎の眼』を昔に読んで以来だったけど、さすがです。ザ・児童文学。5作品が収録されてるが、どれも短くて読みやすいし、言葉がやさしいのにズーンとくる。大人が子どもへ向ける温かな眼差しは大前提として、特に表題作「しかられなかった子〜」は、厳しく教えなければならない場面が描かれていて、それをまたきちんと受け止める子どもが健気で、泣いた。どれも良かったけど「へんな子がいっぱい」「チューインガム一つ」もすごく良かった。子どもはもちろん、大人にも読んでほしいな。2017/09/18
mame
0
とてもよかった。短編集なので、さっと読みやすい。どれも心に残るものがあり、表題作「しかられなかった子のしかられかた」と「へんな子がいっぱい」は、思わず涙が出てしまった。子供目線でも大人目線でも読めて、小さかった頃のなんとも言えないもどかしい気持ちや大人とは違った思いを思い出した。2018/11/12
-
- 和書
- ラスボスに負けても