内容説明
宇宙生物は本当にいるのでしょうか?それはどんな姿をしているでしょう?―本書は、近い将来、その存在が明らかになると言われる宇宙生物に関する謎を、星ぼしを巡りながら解明するものです。人類が想像した火星人はなぜタコ型だったのか?灼熱の昼が続く星にすみ続けられる「宇宙ラクダ」とは?宇宙生物に関する、そんな“フシギ”も解き明かします。
目次
1 太陽系を探せ!(月と人類の夢;月に生物がいない理由;火星人はいるのか? ほか)
2 謎の惑星Fを探せ!(宇宙人は人間と似ていない?;夜世界の宇宙シロクマ;昼世界の宇宙ラクダ ほか)
3 エキセントリック・プラネットを探せ!(エキセントリック・プラネットってなんだろう?;ヘンリー・ドレイパー131664B宇宙ムツゴロウ;ヘンリー・ドレイパー80606B)
著者等紹介
北村雄一[キタムラユウイチ]
日本大学農獣医学部卒。系統学、進化、恐竜などの生物に関する作品を中心に手がけるサイエンスライター兼イラストレーター。『ダーウィン「種の起源」を読む』(科学同人)で科学ジャーナリスト大賞2009受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きみたけ
50
著者は、系統学・進化・恐竜などの生物や科学に関する作品を中心に手掛けるサイエンスライター兼イラストレイターの北村雄一氏。近い将来明らかにされていくであろう「宇宙生物」に関する謎を解明する児童向けの一冊。かつて太陽系内の惑星に宇宙人がいるのでは?と想像した「宇宙戦争」の作者ウェルズが描いた火星人などを紹介。また、過酷な環境の中で生きるために進化したであろう宇宙生物(宇宙シロクマ・宇宙ラクダ・宇宙ムツゴロウなど)を独特なタッチのイラストで解説。宇宙に興味のある高学年・中学生にオススメです。2022/02/06
かいと
29
宇宙には衛星や惑星があっていろいろな生き物(宇宙人)がいると考えられていたけど、やっぱり地球みたいに空気が無かったり温度が高かったりして宇宙人はいないんだなと思いました。宇宙にラクダがいたらどんな感じなのかとかが書いてあるところが面白かったです。2016/02/12
そのじつ
13
サイエンスライター兼イラストレーターの著者による、宇宙生物をさがす宇宙めぐりをエッセイ風な語り口でまとめた本。わかりやすい文章でまとめられているので、小学生中〜高学年から読めます。イラストもふんだんに入っていて楽しい。ウェルズの宇宙人が紹介されているけど、その他にサイエンスなネタを盛り込んだ斬新なディティールの宇宙人やら宇宙アザラシやらのイラストも楽しい!小学生男子はまずコレでかなり良い食いつきを示します(*^^*)実際の研究からわかった事にSF小説のネタを絡めながら、最後まで飽きさせない語り口でした。2016/03/13
サラサラココ
8
小2。宇宙生物を探る本。『アフターマン』みたいなイラスト多い。100年以上前のウェルズの小説『宇宙戦争』にでてきた火星人も紹介。こどもが、この本読んだ、たしかにそんなこと書いてあった、と言っていた。2021/01/23
神無月流菜
3
宇宙の惑星や衛生に地球の生物に似た生物が居たらどんなものか、著者の想像をまとめた本。説明が分かりやすくかつ具体的で、宇宙生物もいるかも知れないと思った。2016/06/12